2015年09月27日
自然塾7回目(2015年度洞スギ)
ちょっと雨の心配もあった9月27日(日)!自然塾第7回目を魚津片貝川上流の『洞スギ巨木群』にて実施しました。 洞スギで自然塾を開催するのも何度目かになりますが、参加していただく方はその年によって違うので毎回、新鮮な気持ちで塾を開催する事ができます。もちろん、何度も参加していらっしゃる方もいますが、その方々は洞スギの魅力に、おそらく虜になっていらっしゃるのではないかと推察します。

まずは集合場所である山の守キャンプ場にある、ビジターセンターにて洞スギについての説明を行いました。講師は森林インストラクターの近堂さんがメイン講師です。
ビジターセンターから車で奥の駐車場に向かいます。そこから、洞スギまでは約2km強の道のりがあります。アスファルト道路が整備されており、道端の山野草などの解説をしながら、ゆっくりと歩きました。



片貝川上流域にはとてもきれいな清流が流れており、道端にも多くの山野草が群生しています。特徴的な植物を手折ってその植物の名前や人々の関わりいついて、またはその植物の葉や茎、根茎についても近堂さんが解説して歩きます。

洞スギへの散策途中に河原に下りると写真の様な大きな石が川の中に鎮座しています。『龍石』と呼ばれて散策に訪れる人々の目に触れることができます。龍石があるこの地では、とてもきれいな清流が水量も多く流れています。他の河川ではなかなか体験できない、川の水をそのまま飲む事ができる貴重な水がそこに流れているので、その場で喉を潤したり、ペットボトルに入れて散策中の水分補給に使ったりする事ができます。早速、口に含んでみると水道水とは違う、ミネラルがたっぷり含まれているだろう美味しい天然水を味わう事ができます。


龍石の案内板と龍石神社がその地に祀られています。今年はトチの実が大豊作のようで、神社前の広場にはたくさん実が落ちています。その実を踏まないように気を付けながら神社にお参りして、散策を続けました。



洞スギ巨木群エリアに到着! 案内板と散策マップを参考にしてある程度の知識を頭に入れてから、近堂さんの解説を聞きます。洞スギの名前は岩の上に大きく生長して岩を抱え込んでいたスギが長い年月を重ねていくと、抱え込まれていた岩が風化して割れ落ちてしまい、根の部分が洞穴が開いたようになります。その様子から付いた名前が『洞スギ』です。スギは樹木の中でも極めて長命であり、岩が風化しても生き続けるのですね!このような樹木は他にはなかなか無いようですね。

写真の様に岩を抱え込んで成長しますが、私たちが普段見ているスギとは樹形が相当違います。森林に植えられているスギは洞スギから見るとまだまだ、青二才と言える存在なんでしょうね・・・


写真のスギには真ん中に空洞が見えますが、岩が風化してこうなったものと思います。人類をはじめとした、動物たちとは一生のスケールが圧倒的に違う樹木たちなのでその一生でどのような自然を見てきたのかとても興味深いところですね。
そのような事も含めて解説を進める近堂さんは、水を得た魚の様に生き生きとエネルギッシュに次々と話題提供と洞スギに対する熱い思いも語っていきます。

今年は長い間スイス滞在で自然塾も久しぶりだった石崎さんも元気に参加していらっしゃいます。WHOへ娘さんが勤務中ということで、そのスケールの大きな話と、悠久の時を生きてきた洞スギは相通ずるところがありそうですね!

最後に洞スギの前で集合写真を撮りました。カメラマンは石崎さん!
あまり好天とは言い難い一日でしたがご参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。心の充実度はMAXになった事と思います。自然塾もあと3回ですが、これからもよろしくお願いします。

まずは集合場所である山の守キャンプ場にある、ビジターセンターにて洞スギについての説明を行いました。講師は森林インストラクターの近堂さんがメイン講師です。
ビジターセンターから車で奥の駐車場に向かいます。そこから、洞スギまでは約2km強の道のりがあります。アスファルト道路が整備されており、道端の山野草などの解説をしながら、ゆっくりと歩きました。



片貝川上流域にはとてもきれいな清流が流れており、道端にも多くの山野草が群生しています。特徴的な植物を手折ってその植物の名前や人々の関わりいついて、またはその植物の葉や茎、根茎についても近堂さんが解説して歩きます。

洞スギへの散策途中に河原に下りると写真の様な大きな石が川の中に鎮座しています。『龍石』と呼ばれて散策に訪れる人々の目に触れることができます。龍石があるこの地では、とてもきれいな清流が水量も多く流れています。他の河川ではなかなか体験できない、川の水をそのまま飲む事ができる貴重な水がそこに流れているので、その場で喉を潤したり、ペットボトルに入れて散策中の水分補給に使ったりする事ができます。早速、口に含んでみると水道水とは違う、ミネラルがたっぷり含まれているだろう美味しい天然水を味わう事ができます。


龍石の案内板と龍石神社がその地に祀られています。今年はトチの実が大豊作のようで、神社前の広場にはたくさん実が落ちています。その実を踏まないように気を付けながら神社にお参りして、散策を続けました。



洞スギ巨木群エリアに到着! 案内板と散策マップを参考にしてある程度の知識を頭に入れてから、近堂さんの解説を聞きます。洞スギの名前は岩の上に大きく生長して岩を抱え込んでいたスギが長い年月を重ねていくと、抱え込まれていた岩が風化して割れ落ちてしまい、根の部分が洞穴が開いたようになります。その様子から付いた名前が『洞スギ』です。スギは樹木の中でも極めて長命であり、岩が風化しても生き続けるのですね!このような樹木は他にはなかなか無いようですね。

写真の様に岩を抱え込んで成長しますが、私たちが普段見ているスギとは樹形が相当違います。森林に植えられているスギは洞スギから見るとまだまだ、青二才と言える存在なんでしょうね・・・


写真のスギには真ん中に空洞が見えますが、岩が風化してこうなったものと思います。人類をはじめとした、動物たちとは一生のスケールが圧倒的に違う樹木たちなのでその一生でどのような自然を見てきたのかとても興味深いところですね。
そのような事も含めて解説を進める近堂さんは、水を得た魚の様に生き生きとエネルギッシュに次々と話題提供と洞スギに対する熱い思いも語っていきます。

今年は長い間スイス滞在で自然塾も久しぶりだった石崎さんも元気に参加していらっしゃいます。WHOへ娘さんが勤務中ということで、そのスケールの大きな話と、悠久の時を生きてきた洞スギは相通ずるところがありそうですね!

最後に洞スギの前で集合写真を撮りました。カメラマンは石崎さん!
あまり好天とは言い難い一日でしたがご参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。心の充実度はMAXになった事と思います。自然塾もあと3回ですが、これからもよろしくお願いします。
Posted by tsuru at
20:00
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2015年09月12日
森の体験会協力
9月12日(土):砺波青少年自然の家において、とやま木で家をつくる会が主催する「森の体験会」に参加協力しました。

とやまの木で家をつくる会会長の安田さんから今日の参加者に挨拶がありました。今日は総勢180名くらいの大所帯で、県内3保育園の園児と保護者が集っています。

同じく富山県の大森さんからも参加者に向けて挨拶がありました。今年は今日参加している三つの保育園に県産材の遊具を設置するということで、事前に木の良さや肌触りを感じてもらおうという思いで計画されているのが、今日の森の体験会です。
今日の体験会は「森の散策」と「クラフト体験」の二部構成で行われます。
一部:森の散策会においては森林総合支援センターのメンバーがところどころに立って、参加者が散策しながらその場所に来ると、周辺の自然解説を行いました。あらかじめ配っておいた、〝良い香りの葉っぱ〟〝キノコ〟〝木の実〟〝動物の足跡〟〝ツルリンとした幹〟等々が書かれた用紙を持ちながら、親子で散策しながら探して歩きます。森林総合支援センターのメンバーはそれらを探す手助けも行いました。


散策路を下りると、ビオトープの池があります。カエルやゲンゴロウ、アメンボ等の水生生物やコオロギ、トンボもたくさん見られ子ども達は大喜びです。 子ども達の嬉々とした表情とは対照的にお母さん達はカエルや等には少し抵抗があるようでへっぴり腰の方も見受けられます。
ビオトープ池は数年前から青少年自然の家スタッフが丁寧に作っていますが、生き物もそうとう増えてきたようです。メダカやカワニナなども池の中にいます。

池の中にはきれいなハスの花も咲いています。 とても高貴な感じがする花ですね!

近堂さんも森の中で自然について説明をしています。キノコの話や幹や葉っぱの話を判りやすく話しています。
森の中には他に、吹上さんや野村さんもいましたが、自分の持ち場を離れることができなくて写真を撮れませんでした。ごめんなさいm(_ _)m


二部:クラフト体験会は散策を終えた親子が室内に移動して、11時頃から開始しました。クラフトに使う材料は、ドングリ・葉っぱ・マツボックリ・クリやイチョウ、トチの実・木の枝等々たくさんあります。
米澤さんがクラフトについて作り方などの解説を最初に行ってから、作りたいクラフトに合った材料を選んで見本を見ながら、またはオリジナルの作品を作りました。
例年、森の体験会には森林総合支援センターが協力していますが、今年は太閤山クラフト工房の石崎さんが、スイス滞在中で不在という事でクラフトのお弟子さん達(黒田さん、高土井さん、野田さん、米澤さん)が頑張っています。


上の写真は、高土井さんが参加者にアドバイスをしたり、材料を調達してあげたりして奮闘中の場面です。 下の写真で帽子をかぶってお子さんとクラフト作りを楽しんでいるのは、森林総合支援センターの会員でもある、花井君です。今日は西部保育園の園児であるお子さんと奥様と一緒に参加してくれました。

皆さんが終わりかけた頃、米澤さんが今日のクラフト作りについて講評とインタビューを行いました。それぞれどのような思いで作ったのか、作る上で難しかった事など、一家族毎に聞いていきます。

保育園の先生もクラフト作りに挑戦!この作品は運動会などで飾って使うそうです。立派な作品ができましたね~

大集会場に三つの保育園が入る事ができなくて、ロビーで一つの保育園がクラフト作りをしていたので、米澤さんも行けなくて急遽、近堂さんが講評を行いました。
森の解説とは違い、戸惑った様子でしたが、無事に講評も終えることができたようです。
朝から好天に恵まれ、森の体験会も無事にお昼過ぎに終了する事ができました。 手に手にクラフト作品をお土産にして、楽しかった森の体験会を終えた親子の満足げな表情に癒されたスタッフ一同でした。
とやまの木で家をつくる会の安田会長はじめ、関係各位には心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

とやまの木で家をつくる会会長の安田さんから今日の参加者に挨拶がありました。今日は総勢180名くらいの大所帯で、県内3保育園の園児と保護者が集っています。

同じく富山県の大森さんからも参加者に向けて挨拶がありました。今年は今日参加している三つの保育園に県産材の遊具を設置するということで、事前に木の良さや肌触りを感じてもらおうという思いで計画されているのが、今日の森の体験会です。
今日の体験会は「森の散策」と「クラフト体験」の二部構成で行われます。
一部:森の散策会においては森林総合支援センターのメンバーがところどころに立って、参加者が散策しながらその場所に来ると、周辺の自然解説を行いました。あらかじめ配っておいた、〝良い香りの葉っぱ〟〝キノコ〟〝木の実〟〝動物の足跡〟〝ツルリンとした幹〟等々が書かれた用紙を持ちながら、親子で散策しながら探して歩きます。森林総合支援センターのメンバーはそれらを探す手助けも行いました。


散策路を下りると、ビオトープの池があります。カエルやゲンゴロウ、アメンボ等の水生生物やコオロギ、トンボもたくさん見られ子ども達は大喜びです。 子ども達の嬉々とした表情とは対照的にお母さん達はカエルや等には少し抵抗があるようでへっぴり腰の方も見受けられます。
ビオトープ池は数年前から青少年自然の家スタッフが丁寧に作っていますが、生き物もそうとう増えてきたようです。メダカやカワニナなども池の中にいます。

池の中にはきれいなハスの花も咲いています。 とても高貴な感じがする花ですね!

近堂さんも森の中で自然について説明をしています。キノコの話や幹や葉っぱの話を判りやすく話しています。
森の中には他に、吹上さんや野村さんもいましたが、自分の持ち場を離れることができなくて写真を撮れませんでした。ごめんなさいm(_ _)m


二部:クラフト体験会は散策を終えた親子が室内に移動して、11時頃から開始しました。クラフトに使う材料は、ドングリ・葉っぱ・マツボックリ・クリやイチョウ、トチの実・木の枝等々たくさんあります。
米澤さんがクラフトについて作り方などの解説を最初に行ってから、作りたいクラフトに合った材料を選んで見本を見ながら、またはオリジナルの作品を作りました。
例年、森の体験会には森林総合支援センターが協力していますが、今年は太閤山クラフト工房の石崎さんが、スイス滞在中で不在という事でクラフトのお弟子さん達(黒田さん、高土井さん、野田さん、米澤さん)が頑張っています。


上の写真は、高土井さんが参加者にアドバイスをしたり、材料を調達してあげたりして奮闘中の場面です。 下の写真で帽子をかぶってお子さんとクラフト作りを楽しんでいるのは、森林総合支援センターの会員でもある、花井君です。今日は西部保育園の園児であるお子さんと奥様と一緒に参加してくれました。

皆さんが終わりかけた頃、米澤さんが今日のクラフト作りについて講評とインタビューを行いました。それぞれどのような思いで作ったのか、作る上で難しかった事など、一家族毎に聞いていきます。

保育園の先生もクラフト作りに挑戦!この作品は運動会などで飾って使うそうです。立派な作品ができましたね~

大集会場に三つの保育園が入る事ができなくて、ロビーで一つの保育園がクラフト作りをしていたので、米澤さんも行けなくて急遽、近堂さんが講評を行いました。
森の解説とは違い、戸惑った様子でしたが、無事に講評も終えることができたようです。
朝から好天に恵まれ、森の体験会も無事にお昼過ぎに終了する事ができました。 手に手にクラフト作品をお土産にして、楽しかった森の体験会を終えた親子の満足げな表情に癒されたスタッフ一同でした。
とやまの木で家をつくる会の安田会長はじめ、関係各位には心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
Posted by tsuru at
14:35
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2015年09月09日
自然塾6回目(深道ブナ林)
あいにくの雨模様・・・7月末の自然塾から1ヶ月とちょっと・・・久しぶりの自然塾でしたが、雨に降られて少々、ネガティブなブルーな気分になりましたが、参加していただいた皆さんのカラフルなレインウェアを見ると、さわやかな気持ちになりました。
今日はじゅげむハウスに集合して、乗り合わせて自然塾の会場である、「牛岳頂上付近」を目指します。途中、「夫婦岩パーキング」緑の一里塚でトイレ休憩を兼ねて、今日の自然塾について、講師の吹上さんから説明をしていただきました。

今年はこれまでに場所を違えて、ブナ林に三箇所行きました。それぞれの場所(五箇山・21世紀の森・三方岩岳)ではその場に適応したようにブナが大きく育っていましたが、今日の深道ブナ林は、尾根筋に生長しているブナ林です。
夫婦岩パーキングの夫婦岩の由来について書いてあったので、写真をUPします。

山田地区から県道を通り、鍋谷地区(廃村)から牛岳頂上への道路を車を走らせます。舗装路ですが、道幅はそれほど広く無く、曲がりくねった道が終点まで続きます。
頂上付近の駐車場にはトイレもあり、車も10台くらいは駐車スペースがあります。車を降りると数分で頂上に到着します。

頂上下部には鳥居があり、鳥居を抜けるとすぐに頂上です。晴れていると360度のパノラマ景観が楽しめますが、今日は牛岳スキー場や夢の平(八伏山)など近い場所しか眺めることはできません。牛嶽大明神の石碑も真新しいままです。

牛岳頂上で参加者全員で記念写真を撮りました。頂上は砺波市ですが、南砺市・富山市の境界も直ぐ近くにあって、三つの自治体が交差する珍しい場所です。

今年はブナが不作とのこと・・・ご多分に漏れず、深道ブナ林でも実が付いているブナがほとんどありません。そんな中で頂上近くにあったブナには多くの実が付いています。豊凶は地域差と個体差があるようですね。


散策路は道幅が狭いので、歩きながらの解説は無理があり、多少広い場所を見つけては、吹上さんが参加者の中央に来るようにして、皆さんにお話が聞こえる様に工夫しましたが、傘や雨音に邪魔されて満足行く解説ができない場所もありました。
参加いただいた皆さんにはご不便をお掛けしたところもあると思います。この場を借りてお詫び申し上げます。

雨足が強くなり、散策は午前中で切り上げ引き返す途中に広い場所があったので、今日のまとめとして、吹上さんに再度まとめの解説をしていただきました。樹幹流は雨が降らないと観察できないので、今日はその面ではとてもいい観察日和でした。
今日はホツツジ・ダケカンバ・ガマズミ・リョウブ・クロモジ等々も十分観察できました。
昼は夫婦岩パーキングまで下りてきて、昼食を採り、昼食後は山田温泉「玄猿楼」の上にある、カシ林を観察して予定より30分くらい早く、午後2時30分に終了して解散しました。
雨の中参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。
次回は9月27日(日)洞スギ巨木群にて開催します。
※27日は案内では「稲葉山」となっていましたが、解説すべくポイントがなかなか定まらず、もう少し検証が必要と思うので、稲葉山はもうちょっと気が熟したら開催する事とします。
今日はじゅげむハウスに集合して、乗り合わせて自然塾の会場である、「牛岳頂上付近」を目指します。途中、「夫婦岩パーキング」緑の一里塚でトイレ休憩を兼ねて、今日の自然塾について、講師の吹上さんから説明をしていただきました。

今年はこれまでに場所を違えて、ブナ林に三箇所行きました。それぞれの場所(五箇山・21世紀の森・三方岩岳)ではその場に適応したようにブナが大きく育っていましたが、今日の深道ブナ林は、尾根筋に生長しているブナ林です。
夫婦岩パーキングの夫婦岩の由来について書いてあったので、写真をUPします。

山田地区から県道を通り、鍋谷地区(廃村)から牛岳頂上への道路を車を走らせます。舗装路ですが、道幅はそれほど広く無く、曲がりくねった道が終点まで続きます。
頂上付近の駐車場にはトイレもあり、車も10台くらいは駐車スペースがあります。車を降りると数分で頂上に到着します。

頂上下部には鳥居があり、鳥居を抜けるとすぐに頂上です。晴れていると360度のパノラマ景観が楽しめますが、今日は牛岳スキー場や夢の平(八伏山)など近い場所しか眺めることはできません。牛嶽大明神の石碑も真新しいままです。

牛岳頂上で参加者全員で記念写真を撮りました。頂上は砺波市ですが、南砺市・富山市の境界も直ぐ近くにあって、三つの自治体が交差する珍しい場所です。

今年はブナが不作とのこと・・・ご多分に漏れず、深道ブナ林でも実が付いているブナがほとんどありません。そんな中で頂上近くにあったブナには多くの実が付いています。豊凶は地域差と個体差があるようですね。


散策路は道幅が狭いので、歩きながらの解説は無理があり、多少広い場所を見つけては、吹上さんが参加者の中央に来るようにして、皆さんにお話が聞こえる様に工夫しましたが、傘や雨音に邪魔されて満足行く解説ができない場所もありました。
参加いただいた皆さんにはご不便をお掛けしたところもあると思います。この場を借りてお詫び申し上げます。

雨足が強くなり、散策は午前中で切り上げ引き返す途中に広い場所があったので、今日のまとめとして、吹上さんに再度まとめの解説をしていただきました。樹幹流は雨が降らないと観察できないので、今日はその面ではとてもいい観察日和でした。
今日はホツツジ・ダケカンバ・ガマズミ・リョウブ・クロモジ等々も十分観察できました。
昼は夫婦岩パーキングまで下りてきて、昼食を採り、昼食後は山田温泉「玄猿楼」の上にある、カシ林を観察して予定より30分くらい早く、午後2時30分に終了して解散しました。
雨の中参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。
次回は9月27日(日)洞スギ巨木群にて開催します。
※27日は案内では「稲葉山」となっていましたが、解説すべくポイントがなかなか定まらず、もう少し検証が必要と思うので、稲葉山はもうちょっと気が熟したら開催する事とします。
Posted by tsuru at
15:40
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