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Posted by naturum at

2015年04月26日

27年度自然塾1回目

さわやかな好天に恵まれた4月26日(日)今年度の自然塾第一回目を開催しました。毎回20名を上限として募集していますが昨年に続いて受講される方も含めて一回目は14名の参加者で行いました。

賴成の森の森林科学館下の駐車場に集合して、まずは砺波市東別所にある、雑木囃子の森に行って、本日の天ぷらにすべく食材を採取します。雑木囃子の森にはタンポポ・ヨモギ・スギナ・ワラビ・フキ・タカノツメ・コシアブラ・アオキ・クズ・ヤエザクラの花等々の天ぷらにすると美味しい食材(野草)がたくさん摘めます。

野草はその時期(旬)にならないと食べる事ができないので、今日が旬な野草を摘みました。ちなみに野菜は人の手で四季を通じて食べられるように改良されており、味も人々の味覚に馴染むように改良されています。
野性味あふれる個性的な味を旬な時期に味わう事は私たちの健康にもとても意義深いものと思います。



雑木囃子の森で集合写真を撮りました。以前は子ども達もこの森でよく遊んでいましたが、それぞれ大きくなってこの森になかなか来てくれなくなりました。代わりに次世代の子ども達が遊びに来るようになったので、森の中は歩きやすく見通しも良く快適な森となっています。



雑木囃子の森を下りると舗装された細い道に出ます。ほぼ、摘み取りも終えた参加者の皆さんはゆっくりと新緑を楽しむように歩いて帰ります。



雑木囃子の森から天ぷらを揚げる会場であるジュゲムの森へ移動しました。ジュゲムの森にはワラビがたくさんありました。参加者でしばらくワラビ採取タイムを取り、ワラビを摘んで今日のお土産にお持ち帰りいただきました。ワラビはアクがあるので、そのまま天ぷらにはできない食材の一つです。





摘むときに食べられるか否か、食べる部位などの説明はしていますが、帰って天ぷらを揚げる前に再度種類別に分けて、食べられない物が混じっていないか確認しながらみんなで区分けしました。





油の準備も完了!先日、NHKニュース富山人で料理の達人として紹介された、関さんの指導で天ぷら開始!それぞれ天ぷらで味わってみたい食材を自分で揚げて味わいます。

衣は薄く少しだけ付ける、油の温度は170度程度、素早く揚げる等のテクニックを聞いてトライしますが、関さんが揚げるテンプラほどカラッとならないようでした。やはり、ベテランの技は一朝一夕では修得できないようですね。

天ぷらを味わいながら皆さんで輪になって天ぷら談義に花が咲きます。



一通り味わった皆さんで、次に味わってみたい物を選んだりしながら、集合写真を撮りました。アオキの新芽が思いの外、人気があったようです。アオキは栄養は抜群にあるのですが、味がそれほどでも・・・という評価でしたが、今年は美味しくいただけたようです。



天ぷらを味わった後は簡単な試験を行いました。富山の森や樹木に関する基礎的な知識を覚えるための試験です。15分間程度の時間で解答を書いてもらいました。
ドングリの問題、富山県の森林率は?等の問題です。



ドングリについては石﨑さんが現物を見せながら説明をしています。ナチュラルクラフトでたくさんドングリを使うのでたくさんのストックを持っていらっしゃいます。



中でも日本で一番大きいと思われる「オキナワウラジロガシ」は見応えがあります。写真の中央に写っていますが、アングルの関係でそれほど大きく見えませんが、実際はとても大きなドングリでした。
石﨑さんの宝物として、大事に小箱にしまってあるそうです。

自然塾1回目は無事に終了しました。農繁期で欠席の方も多かったのですが、次回からも自然塾、よろしくお願いします。次回は五箇山で「世界遺産集落と奥山の自然」というタイトルで、相倉集落周辺で行います。 こうご期待!


  


Posted by tsuru at 16:36Comments(0)

2015年04月15日

NHKの取材を受ける

春の息吹がようやく感じられる様になった4月初旬、NHKニュース富山人の中で放送される、「暮らしの達人」というコーナーで、森林総合支援センターが取材を受けて無事に終了しました。

今回は「野草の達人」ということで鶴巻が,「料理の達人」ということで会員の関幸子さんの二人が出演させていただきました。キャスターも入社して初めての仕事が森林総合支援センターでの取材だった、松田さんという新人さんでした。



午前中にジュゲムの森を散策して食べられる野草を松田さんと一緒に探しました。幸い、ジュゲムの森は数年前からササユリの咲く森づくりとして整備中でもあり、歩く事に関してはまったく問題なく、カメラさんも雨の中であるにもかかわらず、No problem!

残念ながら雨のため、野草摘みの写真はありませんが、スギナ・タンポポ・ヨモギ・コゴミ・フキノトウ・ツクシ等の収穫がありました。今日はスギナご飯や天ぷら、ヨモギ入りの味噌汁などを関さんが教えながら作りました。

上の写真にある野草は天ぷらにする物です。 そして下の写真は味噌汁の具材ですね!(豆腐・油揚げ・ヨモギ)





今日は普段ニュースを読んでいらっしゃる、大野さんも同行されました。新人の松田さんにとってはとても心強いアドバイザーだと思います。途中途中にインタビューのコツなどを松田さんに教えていらっしゃいました。

いつも、TVの向こう側でみている方が、じゅげむハウスの二階で味噌汁の具材を並べていらっしゃるので、なんだか不思議な感じもしましたが、ようこそじゅげむハウスへ!



関さんの料理教室の始まりです。まずは、からっと揚げるコツ等を伝授します。天ぷらツアーでも関さんの揚げるテンプラは本当に美味しいのでしっかり教えていただきたいものですね!
 衣を付けすぎない事!  油の温度管理が大切! 手早く揚げる!等々のコツを松田さんに教えています。



実際に天ぷらを揚げているところです。

この他にスギナご飯も美味しくできています。



無事に取材も終わり、ホッとした一時、大野さんやカメラマンさんなども一緒に今日の料理を味わいました。春の早い時期で、まだまだ野草も芽を出したばかり、これからが自然界の営みが活発になってくる季節です。

今日の様に、野草でも工夫次第でとても美味しくいただく事ができます。アウトドアで野草の味覚を楽しめるのは春が一番ベストです。くれぐれも毒草には気をつけて食べられる野草の楽しみをご自身で体験していただきたいと思います。
野草を摘んだら自己判断はしないで、詳しい方に見てもらうという事が、野草を楽しむポイントだと思います。

そのような気づきやきっかけ作りになったとてもタイムリーな企画でした。

松田さんにはこれからますます頑張ってご活躍いただきたいと思います。放送でお顔を拝見することもあると思いますが頑張ってください。






  


Posted by tsuru at 20:54Comments(0)