ナチュログ管理画面 環境も考えるアウトドア 環境も考えるアウトドア 北陸・甲信越 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2014年07月27日

樹戯夢(じゅげむ)自然塾 第五回

朝からあいにくの雨・・・というにはあまりにも大粒の雨が降り落ちる最悪の天候になり、開催そのものも危惧された自然塾第五回目ですが、バスも手配してあり、予定通り自然塾を開催しました。

ジュゲムの森に6時過ぎに到着したバスが、アルペン村に向けて出発したのが6時30分!アルペン村には約一時間で到着予定です。
予定通り到着したバスが、参加者を乗せて立山方面に出発したのは予定通り、午前7時でした。




中型のバスに乗り込んだのは総勢14名・・・講師の近堂さんも含まれますし、今日は和歌山から森林インストラクターの重栖さんご夫妻も研修のために参加してくださいました。

富山県内の森林インストラクターにも研修目的で参加を呼びかけましたが、稲田さん・林さんや近堂講師と鶴巻の計4名が参加しました。








美女平でバスを降りて歩くと、たくさんの巨木群に会うことができます。その内の1本「不老樹」の前で近堂さんの解説がありました。足元がぬかるみ歩きにくい散策路を注意しながら歩きました。不老樹は樹高が34mあるのですね!



今日の雨は小雨程度ではなく、土砂降りに近い雨足で、写真の様に解説する方も聞く方も大変でした。しかし、みなさん熱心に近堂講師の話に耳を傾けていらっしゃいます。



少し雨の勢いが衰えた頃を見計らって、集合写真を撮りました。場所はオンバ杉の横、オンバ杉はかわいそうに太い枝が途中で折れて一部は散策路をふさいでいたようですが、応急処置で人が通れるように復旧されていました。
杉巨木群のなかでもひときわ大きな、オンバ杉も枝の枯れた部分から朽ちてきて、折れたものと思われます。それでも元気に生きようとしている姿からは、樹木の中でも長寿の木が多い杉の仲間の強い生命力を感じる事ができます。





室堂到着後も雨足は弱まりましたが、遠景は望むべくもなく、近くの高山植物の観察にはかえって良いのではないかと思いました。足元のチングルマなどの植物達はとてもはっきりと観察できます。近堂講師の解説を聞きながらの室堂散策は充実した時間となりました。
ただ、今年は花が少なく感じられましたが、異常な気候の影響も少なからずあるようですね・・・



途中、青空も表れて遠望もできるような瞬間もありました。残雪も多い様な気がします。




眼下に地獄谷が見えます。ここは、有毒ガスが多く発生していて、人体に悪影響があるということで,数年前から立ち入り禁止になっています。写真を撮った場所まで、硫黄の臭いが混じったガスが上ってきます。地獄谷に近い雷鳥荘には行く事ができるのか、多くの人がその周りを散策しています。写真で見る限り、廃屋のような雰囲気がありますが、営業中のようです。




雷鳥が隠れていそうなハイマツの群生する散策路を歩き、みくりが池周辺を通り、室堂バスターミナルまでの帰路、ようやく花が多く咲いている場所を歩く事ができました。この看板にある花々はすべて今日見ることができました。



後がみくりが池で、本当は絶好のシャッターポイントですが,今日は池が見えないようですね。重栖さん達も和歌山から来ていただいたのですが、絶景は次回に期待となりました。 ただ、重栖さんご夫妻は何度も立山に来ていらっしゃるとのことなので、今日の目的である高山植物観察においては満足いただけたようです。




立山玉殿のわき水をペットボトルに入れて帰路につきましたが、悪天候の中、ご参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。立山信仰の解説板もあったので、UPしておきます。



湧水の前で最後の一枚を撮りました。この時には一の越まで望むことができました。天候も少しずつ回復して自然塾も無事に終えることが出来ました。朝の雨だと中止も止む終えないかなと危惧していたのですが杞憂に終わったようです。


  


Posted by tsuru at 20:00Comments(0)