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Posted by naturum at

2013年10月30日

北東アジア環境活動交流会

日本・中国・韓国・ロシアの4カ国の行政機関とNPO団体も含めて環境に関する交流事業が富山県で開催されました。午前中は各国の環境に対する取り組みの事例発表が行われました。

場所はオークスカナルパークホテル! NPO法人森林総合支援センターからは鶴巻・石﨑が出席しました。環境関連のNPO団体等は3団体【一社 でんき宇奈月プロジェクト】 【公益財団法人 砺波市文化振興会・砺波市美術館】 そして私たち、森林総合支援センターの3団体です。

自治体関係は日本から、富山県と山形県、中国からは黒龍江省、韓国からは江原道と忠清南道、ロシアからは沿海地方とハバロフスク地方の合計10団体が環境活動交流会に参加したメンバーです。



各国の環境に対する活動報告をしていただきました。各国とも意義のある環境活動を実施していらっしゃいますが、地域に応じた取り組みを紹介されて、それを聞くだけでもとても参考になる内容でした。

ホテルでの活動報告は持ち時間が15本程度と短かったので、要約して発表する方も、それを通訳してそれぞれの国の方々が判る様に伝えるインタープリターの方々も大変だった事とお察しいたします。

昼食を挟んで、午後からは現地見学会という事で、我が森林総合支援センターの活動拠点である、じゅげむの森に移動しての活動報告会となりました。

数ある環境NPOの中から、森林総合支援センターを選んでいただき、このような機会をいただいた事について感謝申し上げます。





バス移動でじゅげむの森に来ていただいた皆さんをじゅげむハウスの二階にご招待して、森林総合支援センターの活動報告やじゅげむハウスは会員の力で建てたことなどを紹介しました。

活動の報告では、活動の三本柱(森で遊ぶ・森を学ぶ・森を守る)についてそれぞれ具体例を示して報告をさせていただきました。



今日はあいにくの雨模様でしたが、じゅげむハウスやじゅげむの森に滞在中は雨も上がり、外を歩くことも出来たので、森に植えてあるスギやヒノキの事、間伐をして林内を整備していることなど話しました。



今日は、じゅげむの森に来ていただいた記念に植樹をしていただきました。ちょうどサクラ・ケヤキ・クリの苗木があったことと、植えるにふさわしい場所があったので、日中韓露の友好の証として皆さんで植えました。

下の写真は皆さんが植えていらっしゃる様子です。







今日、植えていただいた木々が大きく成長し、各国のますますの発展を祈りつつ、記念植樹は無事に終了しました。成長の様子はブログやホームページでも紹介いたしますので、たまには森林総合支援センターのブログやホームページをご覧くださいね!



最後にじゅげむハウスの前で今日来ていただいた、皆さんと記念の集合写真を撮りました。今日はあいにく、立山連峰の雄大な景観を見ていただく事ができなかったのですが、出来ることならご自身で植えられた木の手入れも兼ねて、じゅげむの森に来ていただきたいと思います。



じゅげむの森を離れ、インテックビルに向かい、そこでは日本海に漂流している漂着物を見ていただき、漂着物を使ったアート作品に挑戦です。
いろいろな漂着物があり、海岸では漂着物の清掃活動も行っていることなどお聞きして、海の生態系を守るためにもゴミの不法投棄などは絶対にしてはいけないことと再確認した時間でした。

  


Posted by tsuru at 22:36Comments(0)

2013年10月27日

自然塾第8回(天生湿原)

朝から雨がそぼ降る寒い日、平成25年度自然塾第8回目を岐阜の天生湿原で実施しました。集合は細入地内の道の駅「林林」!朝は前回同様8時と早い時間でしたが、皆さん遅れることなく集合していただきました。



国道360号線を進み、天生峠に着く頃には、雨も小康状態となり、散策するには支障のない天候となりました。しかし、標高の高い天生湿原ではすでに紅葉(黄葉)も終わり、ナナカマドも寒そうに木の実だけが残っている状態でした。遠くまで見通せる、落葉樹の葉が落ちた森林を好む方も多くいますが、紅葉目当てに訪れたとしたら、今日は時期が遅きに失しました。おそらく、標高1500m以上の高さでは、落葉樹林は冬の身支度も終えて休眠期間に入ったものと思います。







寒々とした落葉樹の写真が並びましたが、青空があればとてもすっきりとした、景観を写真に切り取ることが出来ますね!

二枚目の写真の木は苔で根元を覆って、冬の厳しい寒さに耐えようとしているように見えますね・・・





落ち葉の絨毯を踏みしめて、今日の講師である倉田さんから、いろいろと説明を聴きながら歩きます。クマに注意!という看板もありますが、この時期にはクマも冬眠の準備で忙しいことでしょうね・・・

カツラ門まで行くとそれ以上進入できないようになっていました。どうやら、散策路に崩壊箇所があり、危険な状態のようです。環境維持費として、天生湿原に入るときは500円を徴収されますが、皆さんの浄財で、散策路の補修等を行い天生湿原はいつも安全な状態に保たれています。しかし、カツラ門の奥の修理は来春、雪解けを待って行われることでしょう。

残念ですが今日はカツラ門の前で引き返しました。 散策路添いには、「イワナシ」:ツツジ科常緑少低木が生長しています。この実は食用になります。しかもとても美味しいらしいです。(私は残念ながら未だ食した事がありません)



環境指標植物の一種、「サルオガセ」があります。天生湿原にはいつ来ても見る事ができるので、植物にとってはいい環境なんですね!いつまでもこの環境を残しておかないといけませんね。





それでも、少し下りてくるとまだまだきれいな紅葉(黄葉)が楽しめました。錦織なす朝廷に・・・という風情には少し寂しいようですが、鮮やかな赤ですね!ちなみに色づく葉は黄色くなるのが普通で、赤色の色素は葉緑素が離層で届かなくなってから作られる色素です。

誰に魅せるでもないと思うのに、自然界は憎い演出をして、我々を冬前の短い間、楽しませてくれますね!



とても寒い一日ではありましたが、ご参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。新緑の天生湿原も生命の息吹が強く感じられてすばらしいのですが、晩秋の天生湿原は、ちょっともの悲しい感じで、しかしながら来年度に向けて長い休眠を取る樹木達のしたたかな生命力を感じる事ができました。

人間達があまり入らなくなるこれからが、植物達にはBest シーズンなのかもしれないですね!

次回は大人の樹木学と題して、吉峰で今年度の総括を行います。  


Posted by tsuru at 20:11Comments(0)

2013年10月01日

夏の子ども祭り(チューリップ公園)

夏休みも残り一週間あまり・・・楽しかった夏休みの思いで作りという事で、砺波市のチューリップ公園では「夏の子ども祭り」が開催されました。

祭りの行事としては、カンナフェスティバルをはじめ、楽しいイベントが目白押しでしたが、そのイベントの一つにツリークライミング体験会も取り入れていただきました。チューリップ四季彩館の幡谷さんはじめ、砺波市の関係する皆様には、この場をお借りして、ツリークライミングを採択していただきましたこと、心からお礼申し上げます。

今日は、森林総合支援センターの関連する組織である【ツリークライミングRクラブじゅげむ】のスタッフの方々がお手伝いやクライミング指導等々にご協力いただき、無事に終了しました。



開始は午後からでしたが、早い時間から体験希望の子ども達が申込みに来ます。魚津から来た子もいましたが、ネットやチラシを見て参加してみたいと思った様です。



クラブじゅげむのスタッフはロープのセットやサドルの準備に大忙しです。その準備も万端に整ったようで、あとは体験者を待つだけですね。





登り方の説明は、ファシリテーターの古栃(ニックネーム:ふるさん)さんが行います。最初はツリークライミングについて、それからロープの前で実演を交えながら、実際に登る事を説明します。子ども達はコツさえつかめば本当に上手に短時間で覚えて登り始めます。今日も上手な子がいっぱいいそうですね!





最初は牛の歩みの如く、ゆっくりゆっくり登っていますが、少し登ると慣れてどんどん上を目指します。競争するのではなく自分のペースで楽しむ事が大変大事な事ですが、兄弟と一緒だったり、お父さんやお母さん、おばあちゃんが見ていたりするときっと早く登ろうという意識が強くなるのでしょうね。

スタッフがしっかりと下から安全確認をしながら、自分のペースで登る高さも考慮しながら、子ども達に声を掛けています。







子ども達はそれぞれ自分の納得いく高さまで登りました。上まで登ったら、両手を離して「ツリー!」のポーズで写真を撮ります。にこやかな笑顔の子ども達が印象的です。





ツリークライミング体験が済んで下りると、ツリークライミングジャパンの代表である、ジョン・ギャスライトさんの認定証(ツリークライミングを行い樹上まで登りましたという証明書)がもらえます。ふるさんから認定証を渡されてから、ツリークライミングジャパンの旗の前で記念の写真を撮りました。



体験希望の申込みをしたんですが、お兄ちゃんの方がサンダル履きだったので安全上の問題もありお断りした兄弟が、どうしても体験したいという事でスニーカーを用意して再度会場に来てくれました。その熱心さに打たれて、体験していただく事になりました。さすが強い希望があった分だけ上達も早く、とても力強く登り始めました。兄弟が上に行ったところでパチリ!

満足そうな表情にスタッフの心も癒されました。ありがとうございました。



本当に時間が迫ってきたので、体験を希望して残っていた子ども達や、今日までお世話になった四季彩館の幡谷さん達にも体験していただきました。

砺波市の広報担当の中村さんも写真撮影に来ていたので、体験を勧めましたが、お忙しいようで体験は叶いませんでした。
しかし、2013年10月号の“広報となみ”を見て驚きました! なんと、24日のツリークライミング体験会の一コマが表紙になっていました。下の写真が、広報となみ10月号の表紙です。



スタッフの山本君(やまちゃん)がちょこっと顔が出ていますね。息子さんのゆう君はTST(ケーブルTV)のもっくんたちと取材にチューリップ公園を歩きまわり、インタビューなどもこなしていたようです。

・・・ということで、ツリークライミング体験会は8月24日に砺波市のチューリップ公園で行われました。本来ブログは、直近の出来事をUPすべきものだと思いますが、広報となみの表紙を飾るちびっ子クライマー達を紹介したくて今日の日付でUPしました。

8月24日暑い夏の午後、全力でご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

砺波市さんにも、ツリークライミングにご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。ツリークライミングジャパンのジョンさん達もきっとこのブログを見て微笑んでいることと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

森林総合支援センターホームページ にもお知らせなど盛りだくさんです。そちらもご覧ください。
  


Posted by tsuru at 20:37Comments(0)