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Posted by naturum at

2012年11月23日

ロケットストーブ作りに挑戦!

11月23日(祭日)は朝から冷たい雨が降るあいにくの天候になりましたが、今日はかねてから予定していた「ロケットストーブ」を作りました。今、雑誌等で話題のエコストーブですが、今日は一斗缶や丸い20リットル缶を使って作りました。





今日、作り方の指導をしていただくのは射水市在住の、坂本さんです。林業新知識に載っていたロケットストーブの記事を読んで、広島在住の制作者の方に現地まで出向いて教えを請うたとのこと・・・すばらしい行動力です。

写真に写っているのは見本のストーブと、ストーブ作りの材料です。エビ曲がりという90度に曲げてある煙突とパーライトという不燃性のロケットストーブに入れる材料です。今日は久しぶりに谷内さんご夫妻と雄山君も参加してくださいました。







まず、それぞれの一斗缶や丸缶に煙突を入れる穴を開けます。油性マジックで煙突の形に丸く図を書いて、その円の中心から放射状に切り込みを入れます。切り込みが入ったら、缶の内側に切れた部分を折り曲げます。こうすることで煙突のぐらつきが押さえられるという事です。





穴が空いたら、煙突(エビ曲がり)を内側から穴に入れて先端を外部に出します。慣れないとなかなか上手く入らないようですが、何個か作れば上手になる事でしょう・・・

谷内さんのご主人はすでに完成したようです。後はパーライトという不燃性の物質を煙突と缶の隙間を埋めるようにいれるだけです。



煙突の中に入らないように工夫して中を埋めていきます。軽いので扱いやすいのですが、重いことを気にしないなら、砂で隙間を埋めてもいいということです。(重くなりそうですが・・・)



今日は5人分の材料を準備して、5個作りました。環境財団の浦谷さん・岩佐さん・高土井さん・松島さん・谷内さんが作りました。谷内さんは午前中で完成し、用事があるということで先に帰られましたが、残りの皆さんはそれぞれ製作したロケットストーブの前で記念の一枚!
金切りハサミや金ノコなど普段使わない道具を使ってのストーブ作りだったので、悪戦苦闘の部分もありましたが、上手くできて良かったです。あとは、火を入れて見て上手く燃えるか否か、燃やしてみないといけませんね。坂本さんのお話だと、火を着けるにもコツがあるようです。



部屋の中には鋳物製のストーブがあり、朝から薪を焚いていたので暖かい室内になっています。今日はロケットストーブを作る前に、室内で自己紹介や、雑木囃子の今日の企画の一つである「ドングリプロジェクト」についてもお話をしてから、始めました。午前中に完成したストーブはそれぞれ、ご自宅に持ち帰り、燃焼実験に挑戦です。

今日の反省としては、煙突を切るのは、グラインダーがいいのではないかと思いました。皆さん金ノコは苦労していらっしゃった様です。この後、作り方も工夫してみたいと思います。

ご参加いただいた皆様お疲れ様でした。  


Posted by tsuru at 20:25Comments(0)

2012年11月18日

自然塾9回目(沢スギ&洞スギ)

あいにくの雨、おまけに今日から寒くなるという天気予報で自然塾の9回目は開催が危ぶまれたのですが、行き先が沢スギ&洞スギ・・・初めてという方もいて、資料館等建物もあるので寒さと雨はしのげるという事で実施しました。入善町杉沢の沢スギは以前、フォローアップ講座で利用しましたが、久しぶりの場所です。今日は森林インストラクターの近堂さんにお願いして案内していただきました。





今年、新種のサクラが沢スギ内で発見されたとのことで、春には新聞紙上を賑わしましたが、このサクラがそうです。二本あるそうですが、その内の一本の前には小学生が書いた解説板が付けてあります。沢スギ内の木道には他にも子ども達が書いた解説板が何カ所も設置してあります。“入善乙女キクザクラ”と命名されたこのサクラは花びらがとても多いサクラだそうで、春の花の時期に見たいものですね。



山からの伏流水が沢スギ内で湧出しており、夏は冷たく、冬はそれほど冷たくない、きれいな水がこんこんと湧き出ています。ビジターセンターの近くには飲用にカップを置いてある湧水地もありました。その為、暖地帯の植物や山地帯の植物も多く生長しており、写真はその中の一種でシロダモです。実の付いているのは珍しいという事で写真に収めました。



日本海側のスギの特徴である「伏条更新」の様子がしっかり確認できるスギです。横に横に曲がって地面に接地した部分から発根し、そこから幹として上伸成長していきます。幹でも枝でも接地面から発根するのは雪国に生きているスギの特徴です。



写真愛好家垂涎の場所でもある、湧水池の前で記念写真です。今日は参加者も少なく寂しかったのですが、かえってアットホームな雰囲気で和気あいあいと、自然を満喫できました。

途中で昼食を取り、洞スギへ出発です!ここは初めて行く場所でもあり、期待に胸躍ります!



洞スギ群落に到着です。写真の様に大きな石を抱え込んでスギが成長していきます。数百年の長い年月の間にはいろんな厳しい環境もあったことと思いますが、立派に耐えて生きています。





実はここまで長い年月生きながらえて来られたのは、大きな石があったればこそとの事!石の上にはもちろん土は無く、他の樹木は成長する事すらできない中、スギはわずかな土を見つけて着床し、成長し、次第にこの大きな石を抱え込む様に根を下ろし、土中深くまで根を張り巡らしてしっかりと、この地で生きていく土台を固めました。奥山の厳しい気象条件では石の上から根を下ろしたスギ以外は、土砂崩れが発生すると土砂と一緒に流出してしまいますが、石を抱え込むようにして成長したスギは、小さな土砂崩壊にはまったく影響されることなく生き延びました。しかし、根を張り巡らされた石は長い年月の間に風化していきます。風化した石は細かく砕け、スギの株元からポロポロと落ちこぼれて小さな土砂となって流れてしまいます。しかし、根をしっかり張り巡らしたスギは根元が空洞になっても倒れることなく生き続けます。このようにしてできた、スギの巨木で根元から空洞化したスギ(洞穴ができたスギ)を「洞スギ」とよびます。





大きな石を抱え込んだ洞スギは、荒波に揉まれてとても痛々しい形状になっているところもありますが、写真の様に樹形はとてもきれいです。・・・真っ直ぐに伸びる木というのが語源といわれる、スギですが、紆余曲折があったにせよ、樹形をみると
今はとても平穏な日々を過ごしているようで、いたわりの言葉を掛けてやりたいほどですね。





洞スギ群を見た後、人工林のスギや屋敷林を見ても極めて小さく見えます。形状だけでなく、これまで生きてきた生き様も同様にぬくぬくと育ってきているよに見えるくらい、洞スギ群には畏敬の念が強く感じられます。富山にこれだけのすばらしいスギの巨木群があったことは驚きでもあり、是非多くの人に見てもらいたいと思いました。生きる事に弱気になった時などはこの地を訪れると洞スギ達に元気をもらえそうです。



近堂さんも解説していますが、彼の後には大きな石の上に成長している若いスギがあります。このスギなどは数百年も経過した頃には、今日見た立派な洞スギの仲間入りする、後継樹だと思います。このスギが立派な洞スギに成長するまで、いやそれ以降もこの洞スギ群が確かに残るように環境の保全をしっかり後世につないでいくことの必要性を痛感しました。





何度も訪れた方も今日初めてお目にかかった方も洞スギ達に敬意を表して参加者で記念の一枚!



さっきから写真をご覧いただいてお判りかと思いますが、積雪がありました。木道には10cm程度積もったままでした。冬にはこの地に3m前後の積雪があるそうです。これから洞スギ達は.来年の6月頃まで長い冬の静寂の中で過ごすことになりますが、人々が訪れないこれからの時期が彼らにはパラダイスなのかも知れません。(極端な低温にならない限り・・・)



洞スギ群から下る道沿いに、龍石なる大石があるという事で立ち寄りました。写真はその石の由来などを書いた解説板です。小さくて恐縮ですが、一読いただいて下の写真をご覧ください。



ご覧のように黒いウェーブがあり、龍のうねりみたいに見えますね!日本のそして日本人の自然崇拝と畏敬の念、他の国々ではおよそ考えられないような気持ちがみてとれます。



すぐ横の石には白いウェーブが入った石があり、上の写真の黒龍とこの白龍がつがいのように見えました。

今日は寒い中参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。だけど気分的にはとても充実した一日だったと思います。来年は良い時期に多くの皆さんにご参加いただいて、再訪したい場所でした。自然塾の次年度企画に取り入れようと思います。  


Posted by tsuru at 21:43Comments(1)

2012年11月17日

里山リーダーセミナー

11月17日(土)新川農林振興センタ-や富山農林振興センタ-の呼びかけで、希望者を募り、今日はじゅげむハウスで「里山再生セミナー」が開催されました。朝日町からの参加者が多く、日頃から里山再生事業に精力的に取り組んでいらっしゃる方々ばかりです。





江尻班長が開会の挨拶をなさったあと、近堂係長が本日の流れについて説明をしました。今日はあいにくの雨模様でしたが、皆さん熱心に聞いていらっしゃいます。







最初にバスで鶚谷地区の里山再生事業地を視察しました。上副主幹から事業概要について説明があり、鶚谷区長から事業経過報告や事業内容について説明があり、質疑応答もその場で行いました。
三枚目の写真が整備事業を実施した里山です。





続いて、バスで移動し、吉谷地区の整備林を視察します。上さんの概要説明の後、吉谷区長から事業経過や事業内容等の説明を聞き、質疑応答も行いました。

両地区とも、竹林の拡大が顕著だったようで、竹林の整備を実施し、スギの枝打ちや広葉樹林施業等も行い、写真で見るようなすっきりとした森林ができています。人間だけでなく、他の動植物達にとっても多様性の高い、いい森に仕上がって行く事と期待できます。



現地視察が済んでじゅげむハウスに戻り、昼食です。じゅげむの森には今年春に植菌したヒラタケやナメコも発生していて、森林総合支援センター女性スタッフの心のこもったキノコ鍋も味わいました。





昼食後は、近堂さんがキノコの植菌についての説明を行いました。春に近堂さんに指導してもらってできたのがお昼のキノコです。今日はキノコの菌もたくさん県の方で用意されていて、希望者が菌をお土産に持ち帰られました。来年は美味しいキノコが味わえそうです。

また森林総合支援センターについては、鶚谷地区と吉谷地区の皆様には常日頃、大変お世話になっていて、今日は活動の一端を知ってもらうとても良い機会でもあり、私たちにっても意義深い一日でした。両地区の皆様には今後ともよろしくお願いいたします。

今日は、朝日町以外にも利賀村をはじめ各地からご参加いただいたとのことで、ありがとうございました。森林総合支援センターの活動にも一層のご理解とご協力をいただき、じゅげむの森やハウスにも是非遊びに来てください。いつでも歓迎いたします。

このような機会を作っていただいた農林振興センターの関係者の皆様には最後になりましたが、心からお礼申し上げます。
  


Posted by tsuru at 20:10Comments(0)

2012年11月11日

チューリップ公園でツリークライミング

1が4つ並ぶ、11月11日(日)にこれまでの太閤山ランドや富山城趾公園ではなく、初めて砺波市のチューリップ公園でツリークライミング体験会を実施しました。砺波市に許可申請書を提出して、許可をいただき、寒い日でしたが、お昼頃まで行いました。



公園内の小さな丘の上に立つケヤキが今日のクライミングを実施する木です。太閤山ランドのケヤキとよく似た、大きな木です。枯れ枝の除去や整枝作業をして、ロープのセットです。今日は雨も降りそうなので一般の参加者を呼ぶことは止めて
クライマーの練習をメインにしました。



公園内を散歩中の方々は初めて見る光景に興味があるようで、立ち止まって見ていく人もいらっしゃいます。これで登る準備は完了しました。



森林総合支援センターの石﨑副理事長はこれまでツリークライミングの体験が無かったので、今日は良い機会でもあり挑戦してもらうことになりました。写真はいやがるチーズさん(石崎さん)に了解をもらって、いずみちゃん(黒田さん)がヘルメットやサドルを装着しているところです。無表情でヘルメットを装着しているいずみちゃんと、いやがっているチーズさんの表情が面白いですね!



それでも、クライミングを始めてからは、少しずつ上に登っているチーズさんです。途中で両手を離して、ツリー!のポーズを取ってもらいました。



クライミングを終えたチーズさんです。少しでも経験するとツリークライミングの楽しさも他の人に伝えやすいし、良い経験だったと思います。この次は頑張って10mくらいまで登ってみましょう・・・お疲れ様でした。





いずみちゃんは、体験も重ねているので今日は、十分練習も兼ねて楽しんでいるようです。ツリークライマーを目指すにはいろんな木々に複数回登らないといけませんが、今日のチューリップ公園のケヤキもその内の一本になりますね。ふるさん(古栃さん)とあおちゃん(青山さん)はお手伝いスタッフに徹して頑張っていただきました。親子連れで体験したいという希望者もいましたが、あいにく雨が落ちてきたので、来年度再び、チューリップ公園で体験会を実施したときは是非、多くの皆さんに楽しんでもらえるように頑張りましょう。

雨が本格的になる前に道具を片付けて、道の駅で特産のタマネギカレーを味わって解散しました。お疲れ様でした自然  


Posted by tsuru at 20:00Comments(0)

2012年11月05日

ドングリプロジェクトスタート!

東北復興グリーンウェイブ「被災地を応援する子ども達による緑のまちづくり」というプロジェクトに、森林総合支援センターは11月に参加いたしました。



A4版封筒に入って来たのは、ドングリ(ブナ科の木の実)とドングリを育てるマニュアルでした。このプロジェクトは全国の皆さんが里親になって、被災地で拾ったドングリから苗木を育て、成長したら被災地に送り返して植えていただき、緑の復興を応援する活動です。

森林総合支援センターと雑木囃子の子ども達が一緒になって、ドングリを育てて、上記の活動に参加すべく、23日の雑木囃子の活動日には送られてきたドングリを植えます。

ドングリの成長記録は観察しながら日記に書き込んで行く事になっています。 観察日記も準備したので、じゅげむの森でも東北復興支援のドングリを植えましょう!よろしくお願いします。  


Posted by tsuru at 20:25Comments(0)

2012年11月04日

森の中で愛を・・・(出会い企画)

快晴の11月4日(祭日)じゅげむの森で出会い企画第二弾(富山県の助成事業)を開催しました。 1回目のツリークライミング体験会ではベストカップルも誕生して、今回も期待が大きく膨らみます。



集合した参加者は初対面でもあり、石﨑副理事長の巧みな誘導で、すぐに参加者も気持ちがほぐれて来ました。1回目に参加した人も数名います。



さらに交流を深めるために、相手を代えながら質問タイムです。これは1回目にも行ったゲームですが、「あなたがもう一度言ってみたい場所は?」「そうですね・・・トトロの森!」 などというようにQ&Aを相手を代えながら聞いていきます。あとで面白い答えは発表してもらいました。



今日は、特別講師に森林インストラクターの近堂さんに来ていただき、木を二人で切り倒すという林業体験をしてもらいました。まず、木の説明を聞いて切り倒し方やヒノキについて説明してもらいました。



ペアになった二人で一本のヒノキを切り倒しました。北陸経済研究所の伐採体験時には子ども達も行いましたが、普段体験することがめったにできない、伐採体験は若い男女にも新鮮な体験だった様です。







切り倒した後の満足感はどのペアも十分だったようですね!無駄に切り倒したのではなく、伐ったヒノキはとても香りが良いのでスライスしてお土産に持ち帰ったり、残った物は階段の横木や杭などに有効利用する予定です。皆さんお疲れ様でした。


昼には、じゅげむの森のほだ木に出ているヒラタケを摘んでキノコ鍋を味わいました。石﨑副理事長、黒田さん、高土井さんそして、近堂さんにはたいへんお世話になりました。鶴巻はこの日、現場にいなかった事をお許し下さい。

  


Posted by tsuru at 20:10Comments(0)