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Posted by naturum at

2011年06月12日

21世紀の森での自然塾

今日は、塾の開催場所を21世紀の森(富山市八尾大長谷)に移して、主として樹木についての自然塾を開催しました。総勢15名での自然塾、講師は森林インストラクターの近堂さんです。



21世紀の森に向う途中で「大玉生」という地区があり、そこに自生しているカツラの巨木を観察!普通樹木は根の部分に水分が多いと根腐れ等発育障害を起こすのですが、カツラは逆に清流を好むようで水流のあるところで育ち、そして長命で巨木になります。カツラの他に渓流を好む樹木としては、「トチ」「サワグルミ」があります。



21世紀の森ではまず、ミズナラとコナラの違いを葉柄で見分ける事を講義しています。葉柄が長いのは…?
よく似た葉の仲間でカシワもありますが、あまり森の中では見ないですね。



ハクウンボクという木に花が咲いています。エゴノキの仲間ということで、花も下向きで清楚な白い花ですね!漢字では「白雲木」と書くのかな?漢字で書くと人間が大切にしていた木なのかな~という気もしますが、その木の高貴度も判るようですね。



花に魅せられてスズメバチ(キイロスズメバチかな)が寄ってきています。秋と違って今の時期はそれほど注意しなくても攻撃されることは少ないようです。



写真はシナノキです。左右非対称の葉が特徴で、樹皮が非常に強いので昔はいろいろな使い道(結束、ロープ代わり等々)があったようです。先人の知恵というのは今とは比べようもないくらい自然にあるものを利用していたのですね。



21世紀の森での講義も無事に終了しました。今日も雨が心配でしたが何とか降らずに終えることができました。参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。6月26日は岐阜の天生湿原での自然塾です。ご期待ください。  


Posted by tsuru at 20:02Comments(0)