2015年06月14日
ジュゲム自然塾3回目
八乙女スカイラインを巡る『散居景観の眺望と植物を楽しむ』という事で、自然塾三回目は南砺市の井波地域で開催しました。道の駅〝庄川〟(156号線沿い)に集合して乗り合わせ、まずは閑乗寺高原にむかいました。
閑乗寺高原には景観を楽しむための案内板や東屋もあり、この場所でお話をする事もできます。今日はどんよりとした天候で遠くまでの眺望は期待できませんが、それでも散村景観は十分楽しむことができます。
東屋に集まっていただき、まずは自己紹介をしていただきました。富山県内各地をはじめ、今日は飛騨からも倉田さんにご参加いただき、樹木の解説などもしていただきました。
散村、散居の説明をその場で行い、今日の植物に関してはメインテーマの〝葉〟について資料を見ながら説明をして、予備的な知識を頭に入れていただきました。(複葉・全縁・鋸歯・単葉等々)
イネ科の植物が近くにあったので、実際にその葉を見ながら特徴について解説します。細長いのが特徴であるイネ科の葉は扱い方によっては皮膚に傷が付くこともあるので注意が必要です。
倉田さんが見つけた樹木にはちょうど花が咲いていました。今日のコースである、八乙女スカイラインは全線舗装路で歩く距離もそれほど長いことは無いので、自然塾の場所としては、最も体に負担がかからないコースだと思います。
倉田さんの指さす方向にあったのは〝ウリノキ〟です。細長い花が開くと黄色い萼が表れますが、全体的にもとても特徴のある花なので、一度覚えると次からは間違うことなく同定することができると思います。
楚々としてきれいな花が開いています。ウリノキ科という20種程度しか無い小さな科に属する樹木です。
スカイライン途中の駐車スペースから眺めた散居景観です。閑乗寺高原よりは標高が高いので視野に飛び込む景観も範囲が広くなりました。
八乙女山の頂上は標高が756m!この駐車スペースは400~500m程度かと思います。
ヤマアジサイがスカイライン沿線には沢山咲いています。 車を走らせても見る事ができますし、車を止めて散策中にも道端に咲いているのが目に飛び込みます。アジサイ科アジサイ属のヤマアジサイは山中に多いのですが、特に沢沿いに多く見られます。
スカイライン沿いには道祖神が多くあります。道祖神は路傍の神! 峠や村境などの、道端にあって、石像として祀られ、外から来る魔・災いを遮り防いで安全を守る神ということです。
八乙女山も霊山として地元では有名な山であり、井波・庄川の里には八乙女下ろしと呼ばれる強い風が吹き下ろすことでよく知られている山であり、麓に住む人々には他の山々よりもよく知られています。
スカイラインの一番高いところで昼食を取り、その場所からの景観が写真の通りです。途中から撮った写真よりももっと標高が高く、おそらく700mくらいかなと思いますが、先ほどよりもさらに遠景になります。天候が良いと、能登半島まで見えるのではないかと思います。
宝達山や高岡の奥の山々は確認できました。
スカイラインの途中で午前中に説明した葉について、今度は現物を見ながらの復習を兼ねての説明です。鋸歯や全縁については覚えていただきたいので、何度も説明して理解していただきました。〝奇数羽状複葉〟〝偶数羽状複葉〟についてもちょうどその場に両方ともあったので現物を見ながらの解説となりました。
石崎(チーズ)さんは長崎出身!長崎にはアジサイと関わりの思い出が多いとのことで、アジサイの咲く道端でアジサイと長崎について説明をしていただきました。
スカイラインをグルッと一周して麓に下りると、湧き水がこんこんと出ています。『不動滝の霊水』として水を汲みに来る人が多く、写真の様に立派な建屋も完成しており、訪れる人々の便宜がはかられています。トラックで来て沢山汲んでいく人も多いとのこと。
霊水は夏場でも涸れることなく湧き出てくるとのこと・・・霊水の霊水たる所以ですね!
最後に霊水付近の散策路で集合写真を撮りました。 結局、散策路歩くこの場所が一番多く歩いたようです。それほど疲れることもなく、自然塾3回目は無事に終了しました。
参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。
閑乗寺高原には景観を楽しむための案内板や東屋もあり、この場所でお話をする事もできます。今日はどんよりとした天候で遠くまでの眺望は期待できませんが、それでも散村景観は十分楽しむことができます。
東屋に集まっていただき、まずは自己紹介をしていただきました。富山県内各地をはじめ、今日は飛騨からも倉田さんにご参加いただき、樹木の解説などもしていただきました。
散村、散居の説明をその場で行い、今日の植物に関してはメインテーマの〝葉〟について資料を見ながら説明をして、予備的な知識を頭に入れていただきました。(複葉・全縁・鋸歯・単葉等々)
イネ科の植物が近くにあったので、実際にその葉を見ながら特徴について解説します。細長いのが特徴であるイネ科の葉は扱い方によっては皮膚に傷が付くこともあるので注意が必要です。
倉田さんが見つけた樹木にはちょうど花が咲いていました。今日のコースである、八乙女スカイラインは全線舗装路で歩く距離もそれほど長いことは無いので、自然塾の場所としては、最も体に負担がかからないコースだと思います。
倉田さんの指さす方向にあったのは〝ウリノキ〟です。細長い花が開くと黄色い萼が表れますが、全体的にもとても特徴のある花なので、一度覚えると次からは間違うことなく同定することができると思います。
楚々としてきれいな花が開いています。ウリノキ科という20種程度しか無い小さな科に属する樹木です。
スカイライン途中の駐車スペースから眺めた散居景観です。閑乗寺高原よりは標高が高いので視野に飛び込む景観も範囲が広くなりました。
八乙女山の頂上は標高が756m!この駐車スペースは400~500m程度かと思います。
ヤマアジサイがスカイライン沿線には沢山咲いています。 車を走らせても見る事ができますし、車を止めて散策中にも道端に咲いているのが目に飛び込みます。アジサイ科アジサイ属のヤマアジサイは山中に多いのですが、特に沢沿いに多く見られます。
スカイライン沿いには道祖神が多くあります。道祖神は路傍の神! 峠や村境などの、道端にあって、石像として祀られ、外から来る魔・災いを遮り防いで安全を守る神ということです。
八乙女山も霊山として地元では有名な山であり、井波・庄川の里には八乙女下ろしと呼ばれる強い風が吹き下ろすことでよく知られている山であり、麓に住む人々には他の山々よりもよく知られています。
スカイラインの一番高いところで昼食を取り、その場所からの景観が写真の通りです。途中から撮った写真よりももっと標高が高く、おそらく700mくらいかなと思いますが、先ほどよりもさらに遠景になります。天候が良いと、能登半島まで見えるのではないかと思います。
宝達山や高岡の奥の山々は確認できました。
スカイラインの途中で午前中に説明した葉について、今度は現物を見ながらの復習を兼ねての説明です。鋸歯や全縁については覚えていただきたいので、何度も説明して理解していただきました。〝奇数羽状複葉〟〝偶数羽状複葉〟についてもちょうどその場に両方ともあったので現物を見ながらの解説となりました。
石崎(チーズ)さんは長崎出身!長崎にはアジサイと関わりの思い出が多いとのことで、アジサイの咲く道端でアジサイと長崎について説明をしていただきました。
スカイラインをグルッと一周して麓に下りると、湧き水がこんこんと出ています。『不動滝の霊水』として水を汲みに来る人が多く、写真の様に立派な建屋も完成しており、訪れる人々の便宜がはかられています。トラックで来て沢山汲んでいく人も多いとのこと。
霊水は夏場でも涸れることなく湧き出てくるとのこと・・・霊水の霊水たる所以ですね!
最後に霊水付近の散策路で集合写真を撮りました。 結局、散策路歩くこの場所が一番多く歩いたようです。それほど疲れることもなく、自然塾3回目は無事に終了しました。
参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。
Posted by tsuru at 16:07│Comments(0)