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Posted by naturum at

2022年05月15日

コロナ禍の自然塾

新型コロナウィルス感染が拡大して、地球規模での行動制限が続き、2020年春から続いていたNPO法人 森林総合支援センターの活動の自粛も2年超に及ぶ長い期間続いていましたが、富山県から発動された行動制限を設けないという案内を受けて久しぶりに!本当に久しぶりに森林の散策を会員で楽しみました。




こんなに長く活動の自粛が続くとは予想外でしたが、皆さん思いは同じだったようで久しぶりの再会を喜びました!ご無沙汰していた、近堂さんにも参加していただき、自由散策の予定だった今日の活動も自然塾らしくなってきました。自然界はコロナ禍も関係なく、新緑の木々が私たちを迎えてくれます。久しぶりの活動場所は、県民公園頼成の森です。以前からお世話になっていた、服部さんも森林科学館での業務に本年度より従事されています。

近堂さんも久しぶりの参加ですが、自粛期間中の鬱憤を晴らすべく講師役を務めていただきました。足慣らし程度の散策を予定していますが、昼頃まで無理のない工程で楽しめたらと思います。





森林科学館前から展示林に向けて途中、ヒノキの稚樹やようやく目覚めた"ネムノキ"を横目に見ながら昭和天皇、皇后陛下のお手植えスギの近くまで来ました。 頼成の森では、昭和44年に全国植樹祭が開催されました。展示林にはタテヤマスギ・ボカスギ・マスヤマスギが約4haの林内に植えられています。



天皇皇后両陛下のお手植えスギは、元気に成長しているようです。






ホウノキ台から散策路を進み,ツバキの小路から管理車道へと降りて帰路につきました。途中、イヌブナの森を見たり、花盛りのタニウツギの花を愛でながら、ゆっくりした足取りで森林科学館へと向かいます。

昼過ぎに森林科学館へ着き,四阿で弁当をいただいたり、そのまま帰る方もいたりして、自由解散としました。皆さんと一緒にNPO法人 森林総合支援センターの活動を開催したのは2年超ぶりという事で、和気あいあいとした雰囲気で終える事ができました。米澤さんのご紹介で、藤澤さんと話まさんというお二人もご参加いただき、NPO法人 森林総合支援センターの会員として今後活動していただける事となりました。

本日ご参加いただいた皆さんにはお疲れさまでした。都合で不参加だった会員各位にも今後、活動を少しずつ増やしていく予定なので、ご都合の付く時には是非ご参加ください。  


Posted by tsuru at 20:10Comments(0)

2019年07月28日

2019年自然塾(嘉例沢森林公園)

今日(7月28日)は自然塾の開催日です。今年度のテーマに沿って、今日の会場は『嘉例沢森林公園』です。黒部市にある森林浴の森に選ばれた森林公園で、全国植樹祭では無花粉スギの植樹を行った場所もあります。



県道下部の斜面には無花粉スギがきれいに植栽されています。写真ではちょっと見にくいのですが、少し成長したスギが見てとれます。

森林公園の奥にはオートキャンプ場があり、自然塾のスタートはこの場所から始めました。 今日の講師は森林インストラクターの近堂さんです。 



最初に嘉例沢森林公園の特徴や植生の総論について解説していただきました。




駐車場付近にあった樹木の解説です。近堂さんが説明しているのは“ムラサキシキブ”です。花も実もないような今の時期は説明を聞かないと、この木がムラサキシキブということは、判らないくらいにありふれた葉と幹があるだけです。 説明を聞いてようやく理解できたムラサキシキブは秋も深まる頃にはムラサキ色の綺麗な実を付けます。それにしても、ムラサキシキブという名は良いですね!

“ヘクソカズラ” “オオイヌノフグリ” “ママコノシリヌグイ” 等々なんとも情けない名前を付けられた植物たちから強烈なブーイングが浴びせられそうな気がしますね!




駐車場のシンボルツリーのように、ブナの大木がありますが、下にはブナの種子がたくさん落ちています。落ちている種子はもちろん昨年の種子です。昨年はどうやら豊作だったようで、種子の他に稚樹もたくさん芽生えています。
今年は凶作との予想ですが、ブナ科の樹木の種子を食料にしている動物たちにとって、令和元年は試練の年になりそうです。





駐車場には黒部市の木である、“クロベ”が成長しています。ヒノキ科のこの樹木の特徴は葉の裏表がほぼ同じ、リバーシブルなので他のヒノキ科の樹木とは見分けがつくと思います。 ヒノキとサワラは自然塾でもよく葉の裏を見て見分けますが、クロベはなかなか見かける機会がないので、このき機会に覚えておきましょう。





大理石が産出される場所が近くにあるとのことで、道路沿いに大理石のテーブルが置いてあり、そばに説明看板がありました。写真にある説明を読んでご理解ください。




森林公園を下りる道沿いに間伐施業の見本林のようなきれいな杉林があります。写真で見ると細く見えますが直径が60cm以上あるような大きな直系のスギが多く、立派な材が収穫できるスギが豊富にあります。林業家にとっては必見の人工林です。



公園内の池の前で集合写真を撮り、帰路につき途中黒部牧場で昼食を取り、名物の美味しいソフトクリームも味わい本日の自然塾を終了しました。

心配された雨もたいしたことなく安堵しました。

ご参加いただいた皆様にはお疲れさまでした!次回は9月8日(日)称名渓谷です。


  


Posted by tsuru at 20:02Comments(0)

2019年06月02日

自然塾2回目(6月)宇奈月湖周辺

6月2日に自然塾二回目を県東部の「宇奈月湖周辺の森」で行いました。 今回は近堂さんが講師の予定でしたが、ちょっとしたトラブルが発生して、近堂さんは来られなくなりました。

幸い、今日の参加者に森林インストラクター資格所有者が私も含めて3名いたので、散策路を歩きながら参加者の皆さんに伝えたい事を考えながら自然塾をスタートさせました。 私(鶴巻)と山本さん・向井さんの三名ですが、気負うことなく目の前に成長している、樹木や草本を対象として説明を行いました。  こんな調子で・・・




『この花壇にある紫色の花の名前を知っている人!』 『・・・知らん!』 『よくご存じで、・・・そうですこの花は、シランです!』 そんな調子ばかりではありませんが、参加した皆さんと和気あいあいと歩を進めていきます。



オニグルミが実をつけようとしています。 水辺を好む三大樹木の一つは?という問いに、今日参加いただいた皆さんは知識が豊富でほとんど正解をされます。

①?オニグルミは水辺をとても好む!〇か☓か?    ②?カツラは水辺をとても好む! 〇か☓か?
③?トチは水辺をとても好む!〇か☓か?

という質問にも間違いなく正解をいただきました。 【答えは ① ✖  ② 〇  ③ 〇】 でした。 水辺を好む三大樹木のもう一種は
サワグルミです。




宇奈月湖はダム湖です。対岸に見えているのは、黒部峡谷鉄道です。散策路を歩いているときにも何度かトロッコ電車が通過していきました。



用水の歴史と深くかかわった武士の解説が記してある板が立っています。加賀藩の影響が東部の森林地帯まで及んでいたのですね。





フタリシズカがちょうど花を付けています。地味な植物ですが、なんとも良いネーミングですね! オトシブミが滞在していたであろう、くるくる巻きの葉っぱを拡げてみたけど、住民は不在だったのかどこかに引っ越した後でした。




今日の参加者で集合写真を撮りました。散策路は1時間コースとか半日コースがあるのですが、午前中で引き返し駐車場で昼食を摂りました。 



散策路の帰路ふと見上げると、クマシデの花穂がたくさん下がっています。ホップをイメージするような独特の花穂ですが、今の時期この樹種は判りやすいですね。

近くに天然温泉が湧出している施設があり、帰る前に全員温泉に浸かり疲れをいやしました。 さすが、宇奈月温泉!泉質もよく露店風呂に入ると心地良い風が吹き抜けていきます。

ご参加いただいた皆様にはお疲れさまでした。





  


Posted by tsuru at 20:05Comments(0)

2019年05月11日

2019年自然塾(桜ケ池)

 2019年度最初の自然塾を晴天の桜ヶ池周辺の散策路で実施しました。 今年は富山県指定の「森林浴の森」の中からピックアップして、自然塾を開催し、森林浴の森の魅力を見つける事を目的とした自然塾としています。

 富山県の森づくり事業より助成していただき今年度は、県内各地の森林浴の森で自然塾を開催します。2019年最初でもあり、平成から令和に時代が変わって最初の自然塾が今日(5月11日)の桜ヶ池周辺での自然塾です。




桜ヶ池湖畔の散策路には名前の通り、路肩にサクラが植えられています。 テング巣病等に罹患した桜も多く見られ、今日の講師である≪吹上 幸司さん≫はそのあたりも説明に取り入れて詳しく解説をしています。吹上さんは森林インストラクターであると同時に樹木医でもあり、桜にとっての害虫の話や菌の話を判り易くしていただきました。




今日の散策路は高低差がほとんど無い事から、体力的には全く無理のないコースです。以前この場所で植樹祭も行われた様で、開けた場所にいろんな樹木が成長しています。
ボランティアで手入れしている方もいて、いい感じの若い森ができつつあります。




近くには城端スマートインターもあり、東海北陸自動車道のドライバーはもちろん、桜ヶ池に遊びに来た人たちもスマートインター内の売店で
いろいろ買う事ができます。暖冬だった今年の冬でも雪解けのきれいな水が水面を飾っています。




樹木や山野草の説明をしながら歩いていると、遅々として先に進む事は出来ませんが、参加いただいた皆さんからは今日の「森林浴の森」についていろいろな意見や感想が出てきます。 県の東部や飛騨から参加いただいた皆さんは初めてこの地を訪れた人がほとんどで、きっと新鮮に映った事だと思います。良く映ったかそうでもなかったかは人それぞれではありますが、関心を持っていただいた事は意義があった事と思います。




途中、集合写真を撮って昼食もいただいて、食事後は湖畔の散策路を少しペースを上げて歩きました。 私事ではありますが、おぼろげな記憶では、小学校の頃に桜ヶ池に遠足で来たと思います。

その頃よりは散策路も整備されて周辺の景観も大きく違っていると思いますが、当時の記憶が曖昧で確かな事は言えません。

朝からとても爽やかな気候に恵まれて初回の自然塾は無事に終了しました。帰り際に、人気のあるソフトクリームを賞味してそれぞれ帰路につきました。

本日、ご参加いただいた皆様にはお疲れさまでした。





  


Posted by tsuru at 18:00Comments(0)

2018年12月09日

自然塾(12月度)

暖冬予報の30年度の冬到来! 今年も自然塾の最後は、石崎先生のクラフト教室です。今年はナチュラル素材のランプ作りです。
雪も無く、ジュゲムの森やジュゲムハウスは活動になんの問題もなくできました。




まずは先生が作ったサンプル見本を見て、各素材の説明を聞いてランプ作りについて説明を聞きました。自然の小枝をフレームに使うので二つとして同じ作品は出来ません。 

どんなランプにするかイメージを膨らませて、素材を選びます。






それぞれ、石崎さんのアドバイスを聞きながらオリジナル作品つくりに精を出しました。フレームを合わせるのがなかなか難しく最初は時間がかかっていますがその分、おしゃれな作品に仕上がっています。







仕上がった作品の前で皆さんの写真を撮りました! 五枚目の写真は作者が写っていませんが、高原さんの傑作です。

写真はありませんが、昼には暖かい鍋をいただきした。皆さん一品持ち寄りで寄せ鍋風の美味しい鍋ができました。いつものように関さんに
味付けしていただき、美味しくいただき暖まりました。

今日の作品はそれぞれ持ち帰って、ご自宅のどこかでご家族の心を癒す事と思います。

自然塾は今日で2018年度最後となりましたが一年間ありがとうございました。

2019年も興味深い内容で自然塾を開催ますので、大勢の皆様のご参加をお待ちしています。





  


Posted by tsuru at 16:47Comments(0)